真空管アンプメーカー|音の工房

 

  真空管に関する知識集

     
  <その1>真空管の寿命   <その4>3極管と5極管
           
  <その2>真空管のエージングは必要か   <その5>シングルアンプとプッシュプルアンプの違い
           
  <その3>真空管は今でも作られているの?   <その6>真空管アンプの出力トランスとは
         
           
  レコードに関する知識集

     
  <2-1>レコードを聴いてみよう(レコード入門編)      
           
  <2-2>レコードを聴くために用意する機器      
           
  <2-3>レコードは圧縮音源だった      
           
  <2-4>MMカートリッジとMCカートリッジ      
           
         
           
           
           

 

2-1:レコードを聴いてみよう!(レコード入門編)

■レコードを聴きたいけど・・・


アナログレコードを聴いてみたいけど、レコードプレーヤーと言ってもピンからキリまであるし・・・。
どんなものを揃えればいいのか、それを揃えるにはいくらぐらいお金がかかるのかなどなど。
初めての方にも分かりやすくレコードを聴くことについてお話してみることにします。

レコードプレーヤー

■レコードとアナログレコードどちらが正しい言い方?


昔は単に「レコード」と言っていました。ところが近頃では「アナログレコード」という言い方をよくします。
そもそもレコード(record)の意味は「記録」です。
その昔は音を記録しているものはレコードしかありませんでしたので単にレコードとかレコード盤などと言っていました。
ところが1980年代にCDが出現しました。CDも音楽記録媒体ですからレコード盤と言ってもいいことになります。しかし当時は今さらレコードって古臭い言い方はないだろうってCDで定着しました。

CDは音をデジタル化して記録したもの、それに対し従来のレコードはアナログ信号を記録していました。
そこでCDと区別するため従来のレコードをあえてアナログレコードを言うようになったわけです。
つまり、「レコード」も「アナログレコード」もどちらも正しい言い方ということになります。

2-2:レコードを聴くために用意する機器

■レコードを聴くには


レコードを聴くにはまず下記の機器を用意する必要があります。
① レコードプレーヤー
② フォノ・イコライザー
③ アンプ
④ スピーカー

すでにアンプとスピーカーをお持ちでしたら①レコードプレーヤーと②フォノイコライザーだけを用意すればいいです。
また、コンポをお持ちでしたらそのコンポにAUX入力があればフォノイコライザーの出力をAUX入力に入れ聴くことができます。
いずれにせよレコードを聴くためには ①レコードプレーヤー と ②フォノ・イコライザー が必要になります。

フォノイコライザーの役目はレコード信号をCDなどと同等のレベルにすることです。フォノイコライザーの出力をアンプに入れるとレコードの音楽再生ができるのです。
レコード再生のポイントはフォノイコライザーというアンプが必要ということです。
フォノイコライザーについては次のところで詳しく説明します。

昔のプリ・メインアンプにはフォノイコライザーが内蔵されていましたが現在ではレコードを聴くことはほとんど無くなったためコンポをはじめほとんどのアンプにはフォノイコライザーは内蔵されていません。
ですから単体で別に用意する必要があります。

オーディオテクニカから比較的手ごろな値段で音も結構いける単体のフォノイコライザーが販売されています。
型式:AT-PEQ3  実勢価格6,000~7,000円

また、最近のレコードプレーヤーはフォノイコライザーが内蔵されているものもあります。手っ取り早くレコードを聴くにはフォノイコライザー内蔵のレコードプレーヤーも良いかもしれません。



■フォノイコライザーの役目


レコード聴くためにはフォノイコライザーが必要と述べましたが、ではなぜ必要なのかもう少し説明します。

レコード盤の溝をレコード針がとらえ電気信号にするのがピックアップカートリッジというものですが、レコードからの信号はとても小さく、そのうえ低音と高音のレベルが一様ではありません。そのままアンプに入れても蚊の鳴くようなシャリシャリと言った小さな音しか聞こえてきません。

そこでこのフォノイコライザーの登場です。
フォノイコライザーはまず小さな信号を充分な信号まで増幅します。それと同時に低音から高音まで原音と同じような特性になるように周波数補正を行う仕組みを持っています。この補正をRIAA補正と言っています。

フォノイコライザーは信号増幅とRIAA補正を行うアンプなのです。



2-3:レコードは圧縮音源だった

■レコードとは


最近のデジタル音源は高度な圧縮技術を駆使して作られています。
それに対してアナログ音源の代表格レコードは、圧縮などしていない生の音を記録していると思いきや、実は圧縮音源だったというお話。

レコードの歴史を少し。
まずレコードの発明者は言わずと知れた発明王エジソンさんです。
エジソンが発明したレコードプレーヤーはフォノグラフ(蓄音機)と言うもので、最初のレコードは円盤形ではなく円筒状のものでした。その表面に蜜蝋を塗り、その上に針で傷をつけて音声を記録したものを再生していました。

蓄音機
画像:Wikipediaより

この円筒状のレコードはのちに円盤形に改良され大量生産が可能になりました。そうしてレコードは広く普及することになったのです。
さて、そのレコードには音の溝が刻まれています。この溝が音声信号や音楽信号そのものです。最初のレコードは4分程度しか記録できなかったようです。それを長い時間にするため色々な改良や工夫がされました。

 

 

■レコードが圧縮音源と言う ワケは


音には低音(低い周波数)から高音(高い周波数)までいろいろあります。
じつは、音をそのまま録音すると高音より低音の方が振幅が大きいものです。
このままレコードの溝に刻み込むと低音の振幅が大きいものだから隣の溝まで行ってしまいレコードとして成り立ちません。

そこで考えられたのが低音の振幅を小さくして、つまり圧縮して刻み込み再生するときに低音の小さくした分だけ増幅して元の音を再現しようとしました。
実は高音はその逆で増幅して刻み込み再生するときに減衰して元の音を再現しています。
つまり、記録時に圧縮して再生時に解凍する現在の圧縮音源に通ずるところがあったわけです。

この様にレコードの溝の音源信号には各周波数で増幅比率が決まってるのです。これをRIAAカーブと言います。
フォノイコライザーはこのRIAAカーブに従った周波数の補正を行うアンプなのです。
RIAAとはアメリカレコード協会のことで、音楽の本場はやはりアメリカだったのですね。 



2-4:MMカートリッジとMCカートリッジ

■工事中





 

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