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音の工房にお寄せいただいた 『お客様の詳細レポート』です。

 

 群馬県 K様 からの詳細レポート (2016年5月 SK-100-HB)


此のたびは大変素晴らしいアンプが来てとても嬉しく思います。
実は私、20代から30代にかけてプロのミュージシャンとしてやっていました。今はサラリーマンです。
ですので、レコーディングもライブもプロの現場で仕事をさせていただき、本物の音に接する時間が非常に多かったという幸運な環境に居ました。もちろん現在も演奏はやっています。

実際の感想をお送りいたします。
ご質問でもしましたがやはリ3W出力に関しての心配は正直ありました。
JBL4401スピーカーとの相性、またAKG702へッドホンとの相性。

まず試聴したCDは3枚。
 POPSは今井美樹「ルトゥール」
 JAZZはマイルスの「カインドオブブルー」
 弦はカラヤン指揮ウイーンフィルの「チャイコフスキー 悲愴」

最初はちょっと抜けが悪いのかなぁ~と思っていましたが、20分ぐらいたった時点から激変。
そこからは艶々してきて、音の分離も定位も素晴らしく、音が前に出る。
パワーに関してもJBL4401を8畳の部屋で鳴らすには十分。11時位でもう十分という感じです。
1時位まで上げて聴きくと低音から高音まで音が団子になることなく鳴ってます。
美樹さんの高い部分も大体潰れちゃうのですが、しっかり伸びていていました。
当時のSPXと推測されるリバーブ感も嫌味なく綺麗に出ており、MIXルームでのプレイバックを聴いているようでした。
マイルスのSoWhatはとにかく最初のブラシでのシンバルレートです。シンシンとしたブラシがシンバルに当たる感じとシンバルのシズルの揺れる感じまでがわかります。ウッドベースは芯があり、指で弦をはじく間隔までわかり、音のなっていない一番重要なリズムポケットまでも感じ取れます。
そしてウイーンフィルが驚きでした。
これはJBL4401とヘッドホンと両方で聴いてみました。
ヘッドホンがもう圧巻で、コントラバスの弓と弦が擦れる音と胴が鳴っている音がはっきり分かります。バイオリンの高音部分も大体耳が痛くなるのですが、まったく痛くなく、艶やかになっています。

   <※JBL4401とAKG702のイメージ画像>


山水のアンプ777Dと比較すると、山水の方はパンチがありR&Bやフュージョンがあっていて、良い意味でざっくりしています。低音感もすごく、タイト。唯一欠点を上げるとしたら、シンフォニーなどのダイナミクスの激しいものはフォルテシシモの時にちょっと音が団子になってしまう点。
真空管の方はまず音が艶やかです。みなさん暖かい音と表現しますが、僕は艶やかと表現します。そしてフォルテシシモでも音が団子にならない。これは凄いことだと思います。
つまりフォルテシシモの時に各楽器のMAXの音がはっきり聞こえます。

購入に於いてはかなり冒険的な感覚がありましたが、購入して本当に良かったと思います。
デザインも素敵です。
末永く使っていきたいと思いますので、今後もメンテナンス時などご相談をさせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。




<後日追加レポートをいただきました>

大体いつも聴きなれているCDと、サウンドチェック用に使用しているCDの再生が終わりましたので感想を整理して送りたいと思います。

1、トーンコントロールは不要
基本的にトーンコントロールは不要なのですがどうしても使用したくなるものです。
ですが、完成されたものを忠実に再現してくれるものに修正は不要です。
このアンプはフォルテシモや多くの楽器が重なってもその定位が崩れることがありません。
また、音が団子になり潰れることが皆無。これは素晴らしいことです。
特に、ベースとバスドラムは一歩間違うと音が団子になります。そうならないようにミュージシャン側は楽器のチューニングを行い、またエンジニアはEQでバランスを取ります。が、せっかく良い音で作品ができても再生するときにそれを壊してしまうのがほとんどです。
しかし、このアンプはトーンコントロールの必要がない。

2、マンションやアパート等で夜にじっくり音楽を楽しみたい方へ絶対にお勧め
大きな音で鳴らして聴きたいのは皆同じですが、環境が許されないことが多いです。
小さい音量だと低音不足と感じ、ヘッドホンだとなんだか音が近すぎる。
しかし、この真空管アンプは小音量で鳴らしても上から下まで非常にバランスが良いです。
低音のブースとは必要ないです(僕はですが。)

3、ヘッドホンをすごく勧めます。
上記の2の事情でヘッドホン使用の方も多いはずです。
僕の持論ですがヘッドホンは一定の金額(グレード)から音が激変します。
たとえば自分が使用しているAKGは702というところから激変します。
そこを狙えば十分です。8畳の部屋にJBL4312やそのコンパクトサイズを高額で買うのならば、スピーカーはその1ランク小さい物をチョイスし、ヘッドホンにウエイトを置くべき。ヘッドホンの価格帯だと2万円くらいでしょうか。その値段になると、アンプの良し悪しが明確に出ます。特にノイズ。そして音の分離。低音も附属に感じるでしょう。
しかし、このアンプはノイズ一切なし。これは素晴らしいことです。
そして低音の明瞭さ。一番再生が難しいコントラバス、バスドラム、エレキベース、これらの音が指ではじく間隔まで再生してくれます。
ボーカルに関してはどうしても高音の伸びに注目が行きがちですが、実は低音の方が再生されていないことが多いのです。
上は聞こえるんです。どんなアンプでも。
しかし下は本当に作り込まれないと再生されない。
ライブやホールでのコンサートで一番難しいのは低音の音作りです。
例を挙げると、たとえば松田聖子さんの一番脂の乗り切っている時期は実は低音がすごく良いのですが、なかなかそれを再生してくれません。
楽曲自体もユーミン、松本隆自体もそれをわかっての楽曲を作っています。
そういう意味で、ヘッドホンでの再生を激しくお勧めしたいです。


この3つが聴きこんだ感想です。
今まで聴こえなかった音が聞こえるようになりました。
僕はミュージシャンで決してオーディオマニアではありません。
しかし、基本は作品は良い音で聴きたい・・・・それだけです。
なので、このアンプとヘッドホン以外はすべてオークションでの中古です。
それでも完璧なまでの再生をしてくれます。
部屋の広さとその環境が許せば、4344を鳴らせるくらいのアンプも作成してほしいな――なんて思ったりもします。
でも、ヘッドホン使用が多い環境ですので、それを考えると十分なのかなとも思います。
正直、決して安価ではないので相当悩みましたが、音を聴いて全然高くないと思いました(笑)

現在の使用環境は・・・・。
CDデッキはDENON1650AZとSONY-555ES
スピーカーはJBL4401
ヘッドホンはAKG702
ヘッドホン最盛時はボリューム11時から2時の間でCDにあわせて。
スピーカー使用時は10時から11時位。
ヘッドホン使用は再生する音源によってはフルボリュームでも聴けちゃいます。
でも1時位が多いですかね。

これからも素晴らしいアンプを作っていってください。

 

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