
音の工房の一角にある縦長窓のカーテンはもう何年も前からスライド機構が壊れていて開かずの窓となっています。
せっかくの明り取りの窓なのでこのカーテンスライド機構の修理を行ってみようと思います。
まずはカーテンごと取り外し、壊れた原因を探っていきます。

カーテンを外してみました。
布カーテンとレースカーテンの二枚構造です。
本来は横のひもを引くとブラインドのように上方向にカーテンが折り畳まれ開くはずです。
ひもは布カーテン用とレースカーテン用の2種類ありますが、長さがバラバラで途中で切れてしまっていないか心配です。

スライド機構の部品をレールから外して絡まったひもを全部外します。
切れているひもは無いようなので一安心

よーく観察するとスライド機構自体は壊れておらずひもが外れて溝に食い込んでいたのが動かない原因でした。

布用とレース用それぞれのひもを丁寧にほどいて正しい箇所に通してスライドの機構部分を組み立てます。

正しく組み立てたスライド機構部分

布カーテンとレースカーテンのガイドリングにひもを通していきます。
左右のひもの長さを合わせないときれいにスライドしません。何度もやり替えました。
窓につけて試運転です。

ちゃんと動きます。
布カーテンはスムーズに動き上方向にたたまれていきます。左右のひもの長さも合っていたようでずれもないようです。

次にレースのカーテン、これもちゃんとスライドし折り畳まれていきます。

何年かぶりでカーテンの開く窓になりました。
明り取りや空気の入れ替えができるようになりました。
こんなに気持ち良い空間になるのだったらもっと早く直しておけばよかった・・・と何でも修復した後は思うものです。