真空管アンプ SK-200シリーズ
・出力 迫力の4W+4W真空管アンプ
・超三極管接続回路に5Wクラスの大型出力トランス採用
・入力3系統、ヘッドホン端子付き、高品位金メッキスピーカーターミナル
・価格:85,500円(税込94,050円)から
音の工房は創業10周年を迎えました。
日頃の皆様のご愛顧に感謝して
10周年感謝セールを開催しています。(2025年1月31日まで)
「10周年感謝セール」では真空管アンプ、真空管フォノイコライザーの全商品を5%引きで販売いたします。
この機会にぜひお求めください。
<10周年感謝セール>
◎4W+4W真空管アンプ SK-200 → 85,500円(税込94,050円)より
◎ハイグレード真空管アンプ SK-300 → 270,750円(税込297,825円)
◎真空管フォノイコライザー SK-EQ10 → 63,650円(税込70,015円)より
この10年間「もの作り日本」の心で国産真空管アンプをひとつひとつ丁寧に真心をこめて作って参りました。
これから先も今まで以上に喜んでいただける真空管アンプを製作していきます。ご期待ください。
今後とも音の工房をよろしくお願い申し上げます。
■ 10周年感謝セール価格一覧 →こちら「価格一覧/ご購入方法」
音の工房は真空管アンプを心を込めて製作しています。
なぜかホッとする安らぎ感があり、聴き疲れしません。
そんな本物のアンプをあなたにお届けします。
音の工房は、本物の良い音をぜひ聴いてもらいたいという気持ちで立ち上げた製作工房です。
「真空管アンプって高くてなかなか手が出せない」と思っている方も多いと思います。
そこで、「高くて高級なアンプがいい音」との概念は捨てて、回路、部品、配線方法を徹底的に見直し、リーズナブルな価格でも「こんないい音のするアンプになるんだ」という本物の真空管アンプを作りました。
「もの作り日本」の心を忘れずに、国産真空管アンプにこだわってひとつひとつ丁寧に真心をこめて作っています。
それが「音の工房」です。
真空管アンプに関する疑問や知りたいこと、入門者向け知識集としてまとめたページを紹介します。
例えば、「スマホで聴いている音楽を真空管アンプで聴くにはどうしたらよいの?」などの疑問なども解説しています。
是非ご覧ください
知識集は下記の分類で解説しています。
真空管アンプの使い方をSK-200を例に解説していきます。
真空管アンプをご検討の方、初めてご使用される方へ真空管アンプってどんなもの?使い方はどうするの?など説明していきます。
ジャズ、クラッシックからJ-POPまで幅広く楽しめます!
よく真空管アンプはジャズ向きだとか言われます。
しかしSK-200はそのようなことはありません。
なぜなら、広い周波数特性を持ちレスポンス(応答性)が良い回路を採用していますので、原音を忠実に再現できるからです。
そのため、ジャズでもクラッシクでもロックでもJ-POPでも、どんなジャンルの音楽も楽しむことができます。
また、真空管アンプは出力が小さいからなぁ・・・と思っている方も多いのではないでしょうか。
確かに最近のコンポなどでも50W、100Wと言うのは珍しくありません。
しかし、あなたのお部屋で普通に音楽を聴く音はせいぜい1W程度(※)と言うのはご存知でしょうか。3Wも出せば家族から「うるさいよー」と言われるくらいです。マンションなどでは周りに対しても気になるほどの音量です。(※一般的な能率のオーディオ用スピーカーを使用した場合です。)
SK-200は4W+4Wですが、10~20畳程度のお部屋でしたら必要十分な音量で好きな音楽をお楽しみいただけます。
「お客様の声」で多くのお客様からいただいたご感想の中でも音量は全く問題なかった、十分な音量だった、と言われております。
→お客様の声のページ
真空管にはその内部にヒーターがあり、ヒーターの熱で発生する電子を利用して増幅しています。
ヒーターの熱は真空管表面からも放出します。
真空管の上部へ手をかざすとほんのりヒーターの温もりを感じる事が出来ます。
このため、真空管の上部は充分開放して熱がスムーズに逃げるようにしてください。
目安として真空管アンプの上部は10~15cm以上空けるようにできればいいですね。
囲まれた狭いラックの中に入れおくと熱がこもり、思わぬ不具合が起きたり真空管寿命を縮めることにもなりかねません。
放熱には気を付けて設置するようにしてください。
次にスピーカーの音が真空管に伝わるとハウリングのような症状を起こし良くないと言われますが、それは真空管の種類にもよります。このSK-200に使用されている真空管はその心配はいりません。スピーカーの近くに設置しても何も問題ありません。
それからSK-200は比較的小型ですが、重量は6.5kgもあり重いので設置の時は充分気を付けてください。
特に後面のスピーカー端子や信号ケーブルの配線の時は、ラックからアンプを落としたりしないよう注意が必要です。
SK-200は、真空管がよく見えるように保護カバーを外せるようになっています。保護カバーを外した時は、熱い真空管に触れて火傷などしないよう十分気を付けてください。出来るだけ保護カバーを付けて使用することをお勧めします。
電源のコネクターには3Pのインレットタイプを採用しています。付属の電源コードの他、お好みでオーディオ用に販売されているインレットタイプの電源コードも使用する事が出来ます。
ボリュームを絞って電源スイッチを入れます。
真空管が温まり動作する(音が出る)まで20~30秒程度かかります。あわてずにボリュームを少し上げて(9時ぐらいの位置)音が出るのを待ちます。
このあたりは半導体アンプとの違いで、初めのうちはちょっと戸惑うかもしれません。
音が出だしたらお好みの音量にします。
真空管アンプは、スピーカーを接続しないで電源を入れると真空管が壊れるという話をする方がおられますが、
少なくとも弊社のSK-200は決して壊れることはありませんので安心してください。
ただ、ボリュームを最大に上げた状態でスピーカーを外せば、真空管に無理がかかることは確かです。
それでも即壊れたり、すぐに性能が落ちたりすることはありません。
ただし、電源を入れたままスピーカーケーブルを接続するのはお勧めできません。
SK-200をヘッドホンアンプとして使用する場合、スピーカー端子に何もつなげずヘッドホンだけで聴いても大丈夫です。
途中でヘッドホンを抜いてももちろん大丈夫です。
アンプ選びも大切ですが、スピーカー選びもまた重要です。
音は人それぞれ好みがあります。
世の中に数あるスピーカーの中から、自分に合うスピーカーを見つけ出すのはなかなか難しいかもしれません。
そんな中で押さえておきたいものに音圧感度があります。
音圧感度(音圧レベルとも言う)はスピーカーに入力する信号に対してどれだけ大きな音が出るかという指数で、dB(デシベル)単位で表現されています。
つまりそのスピーカーの効率、能率を数値で表しています。
例えば1Wの信号を入れた時、この音圧感度が高い方が大きな音が出ることになります。
一般的に以下のように言われています。
・音圧感度 90dB以上 :感度が高いスピーカー (SK-200や小出力の真空管アンプに適しています)
・音圧感度 85dB程度 :標準的な感度 (SK-200で十分な音量が出ます)
・音圧感度 80dB以下 :感度が低いスピーカー
ただ、気を付けてほしいのは音圧感度が大きなものがいい音のするスピーカーとは限らないことです。音圧感度と音質は別物です。
その他スピーカーにはインピーダンスといういものがあります。
SK-200の推奨するインピーダンスは4~8Ωです。
もともと出力トランスの8Ω端子から出力していますので、6~8Ωあたりのスピーカーが最適です。
ただ、これも音圧感度と同じようにインピーダンスと音質は無関係で、どのインピーダンスがいい音がすると言うものではありません。
真空管は消耗部品で寿命があります。
真空管の中には白熱電球と同じようにヒーターがあります。
電球よりずっとずっと長寿命ですが、使い続けていればいずれはヒータが断線します。
真空管の寿命は一般的に5,000時間と言われています。中にはそれよりすっと長く1万時間以上も平気で働くものもあります。
1日2時間毎日欠かさず聴いたとして5,000時間に到達するのは6.8年ですから普通に使用していれば6~7年ということになります。
弊社の真空管アンプを毎日8時間以上ご使用いただいているお客さまがおられます。お店を経営しており毎日音楽を流して営業しているのです。その真空管アンプはすでに8,000時間を過ぎてるのにいまだに元気よく働いています。
この様に5,000時間だからすぐダメになるという訳でもないのです。
真空管に寿命が来ると音が小さくなったり、ひずんだり聴きづらくなってきます。
そのような場合、真空管を交換することでまた元の元気な音に戻ります。ただ、この交換には調整が必要になります。
取扱説明書にも真空管の交換・調整方法を記載してありますが、交換にはある程度の電気的知識も必要となります。
そこで、音の工房ではSK-200の真空管交換と調整を承っています。
お気軽にご相談ください。
真空管寿命について→詳細な解説こちら
真空管は白熱電球と同じようヒーターがあるので、消費電力も大きいのではないかと思われますが、SK-200は消費電力が60W(実際は50W程度)でとてもエコなアンプです。
実は真空管アンプの中にも200Wや300Wなんていうのもざらにあります。大型の真空管は電力をたくさん食います。
真空管アンプ愛好家の中には「夏場は部屋が暑くなって真空管アンプを聴く気になれない」と言われる方もおります。
弊社のアンプは大型アンプではないのと回路の工夫でとても省エネで普通のコンポと変わらないです。
だから春夏秋冬、いつでも真空管アンプの音を堪能できます。
真空管を増幅素子としたオーディオアンプを「真空管アンプ」と呼んでいます。
普通売られているコンポなどのアンプはトランジスタやICを使用していて、「真空管アンプ」に対して「半導体アンプ」などと言われています。
さて、「真空管アンプ」は「半導体アンプ」とどのように違うのでしょう。
まずは真空管アンプ。
真空管は直接スピーカーを駆動する事が出来ないので出力トランス(アウトプットトランス)を介してスピーカーを鳴らします。(※1)
出力トランスは鉄の塊みたいなもので重いです。それが左右2個ついています。そのほかに電源トランスもあるので真空管アンプはどうしても重たくなりがちです。
SK-200は比較的小型の真空管アンプですがそれでも重さは6.5kgほどあり、外観は小形でもそれなりにずっしりした重さを感じます。
SK-300は大型アンプの部類で重量は13kg以上あります。
それに対して半導体アンプはと小さなトランジスターで直接スピーカーを駆動できますので小型で軽量化ができます。
性能面では最大出力、周波数特性、ひずみ率、消費電力など真空管アンプより半導体アンプの方が数値的には優れているものが多いです。
それでも真空管アンプに人気があるのは、やはりそこから出てくる音が、まろやかで聴き疲れしない音を出してくれるからではないでしょうか。
実際に出てくる音は数値だけでは表せない世界なのですね。
(※1)真空管アンプでも出力トランスを使わずスピーカーを直接駆動する回路があります。しかしほとんどの真空管アンプは出力トランスを使用していると考えてよいでしょう。
「真空管アンプは暖かみのあるまろやかな音がする」とよく言われます。
これは真空管と言うイメージから連想して言われていることが多くあります。
真空管にはヒーターがありほんのりとしたその灯りを覗き見ることができます。ここから暖かい音、そして暖かいからホッとしてまろやかな音と感じるのかもしれません。
しかし、作り方によっては凛とした高音が出ますし、重厚な低音だってしっかり出ます。
それでも真空管アンプの音は暖かい音に聞こえてしまうのはなぜなのでしょう。
人は脳で音を聞いているわけですからイメージも含め真空管アンプの音なのでしょう。真空管に手を近づけると暖かい感覚が伝わります。そのイメージが暖かい音と感じる・・・のかもしれません。
電源を入れて10分もすればアンプ本体もほんのりと暖かくなります。何か血の通った人間に通じるところがあるようです。暖かい音の中に力強い低音、澄んだ中音、繊細な高音を楽しめるのが真空管アンプなのです。
真空管を見ると、ガラス管の中に組み込まれた構造物が複雑な形をしていてまるで芸術品のようです。
現在真空管を生産している国は中国、ロシア、ヨーロッパの一部など数えるほどの国で、それも限られた種類です。日本では一部マニア向けに作られているところはありますが、相当高価で一般向けには作られていません。
多くの真空管は愛好家の中で流通しているそのほとんどが40年以上も前に作られたものです。それを大切に使っているのです。
ところでその昔、ほとんどの真空管アンプは今ほど良い音ではなかったのです。真空管自体は変わっていないのに・・・。
その訳のひとつに周辺部品の画期的進歩があります。
回路を構成する真空管以外の部品、例えば抵抗、コンデンサ、トランスなどは昔と比べ物にならないほど現在の部品は品質が良くなっています。 どれを見てもその昔の最高級品クラスの部品と同等かそれ以上です。
もの作り日本が作り上げた高品質の部品があり、その部品で作られた今の近代真空管アンプがあります。
日本製の部品はやはり素晴らしいです。
真空管アンプと言うと皆ひとくくりにして「暖かい音」とか「柔らかい音」と思われがちです。
しかし、当たり前のことですが真空管アンプと言ってもピンからキリまであってそれぞれ違う音を出します。
それでは、値段の安いものは音が悪く、高いものは良い音かと言いうとこれまた単純にそうとも言えません。
真空管アンプの音の違いは大きく分けて
(1) 構成する真空管回路による音の違い
(2) 真空管や使用部品による音の違い
があります。
同じ真空管を使っても真空管回路が変われば違う音になるし、使用する部品が変わっても音が変わることがあります。
ただ、音は人それぞれ好みがあり一概に良い音悪い音と決めつけることは難しいです。
例えば周波数特性やそのほかの特性が素晴らしい真空管アンプを(柔らかい音が好みの)人が聴いたとき、柔らかみがなく自分の好みの音ではないと感じるでしょう。
逆に柔らかな音と言われるアンプを聴いたある方は音にメリハリがなく透明さに欠けると感じたりします。
このように好みはいろいろありますが、ただ言えるのは真空管アンプとして基本特性がしっかりしていてノイズ雑音がないことです。そのうえで、柔らかい音とか中音の綺麗な音、聴き疲れのしない音などと評価できるのではないでしょうか。
先に話した通り真空管アンプの音の違いは「構成する真空管回路による音の違い」と「真空管や使用部品による音の違い」といいました。それではどのような違いがあるのか詳しく見ていきましょう。
まず、真空管回路についてはいろいろな回路があります。代表的なものとして
(1) 出力を真空管1本で行うシングル回路
(2) 出力を真空管2本で行うプッシュプル回路
(3) 3極管回路
(4) 5極管回路
があります。
じつは(1)と(2)のグループと(3)と(4)のグループに分かれます。
シングル回路にも3極管シングル回路と5極管シングル回路があり、プッシュプル回路にも3極管プッシュプル回路と5極管プッシュプル回路があります。
それぞれの特長を簡単に言いますと
(1) シングル回路は素直な音で使用する真空管の特徴がより出やすいですが、出力(W)はあまり大きくすることはできません。
(2) プッシュプル回路は大きな出力(W)にすることが出来低域の締まりもあり迫力ある音が出ます。多くの部品を使うので価格が高くなります。
(3) 3極管回路は一般的に良い音と評価され音質はいいのですが出力(W)が大きく取れません。
(4) 5極管回路は3極管と逆に大きな出力(W)は取れますが音質は3極管ほど良くはありません。
次に使用部品による違いですが、
真空管アンプの場合、音に最も影響する部品は「真空管」と「出力トランス」です。
真空管の種類は沢山ありそれぞれの特性が違い、たとえ同じような回路を使ったとしても出てくる音に違いが出ます。
また、真空管アンプには出力トランスが使われますが、この出力トランスが音質に大きく影響を与えます。
その他回路中に使用されるコンデンサや抵抗にによっても音質が変わると言われていますが、真空管や出力トランスほどではない場合がほとんどです。
また、内部配線の線材の違いや半田の種類でも音が変わるという方がいますがこの辺は?疑問で気持ちの問題かと思います。
その他、音質ではなくノイズやハム音に関しても注意する必要があります。
一般的に真空管は高電圧を使用しますのでノイズの影響を受けやすくなります。このため、部品の配置や配線のやり方を間違えますとノイズ雑音のするアンプになってしまいます。
「ブ~ン」と鳴っているアンプなんて音楽を聴くには興ざめですね。
真空管アンプはこのノイズのことも考慮して選択してみてください。