真空管フォノイコライザー SK-EQ10シリーズ
真空管フォノイコライザー SK-EQ10
・SK-EQ10-M (MM用)
・SK-EQ10-C (MC/MM両用)
SK-EQ10 シリーズ ラインナップ
タイプ | 型式 | 画像 | 価格 (送料無料) |
10周年感謝セール 特別価格 (送料無料) |
MMカートリッジ用 | SK-EQ10-M |
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73,000円 (80,300円税込) |
69,350円 (76,285円税込) |
MC/MM カートリッジ | SK-EQ10-C |
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93,000円 (102,300円税込) |
88,350円 (97,185円税込) |
■真空管アンプSK-100、SK-200、SK-300と同時購入、または購入後1か月以内の割引特典価格
タイプ | 型式 | 画像 | 価格 同時購入割引価格 (送料無料) |
10周年感謝セール 同時購入割引価格 (送料無料) |
MMカートリッジ用 | SK-EQ10-M |
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67,000円 (73,700円税込) |
63,650円 (70,015円税込) |
MC/MM カートリッジ | SK-EQ10-C |
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87,000円 (95,700円税込) |
82,650円 (90,915円税込) |
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レコードを聴くなら真空管フォノイコライザー
レコード再生に必要なのが「フォノイコライザーアンプ」です。
レコードプレーヤーのカートリッジからの信号は非常に小さく、所定の大きさの信号まで増幅する必要があります。
またレコードには特有の周波数特性(RIAA特性)があり、この特性を原音の周波数に戻さなければいけません。
これらの動作を一手に行うのがフォノイコライザーです。
レコード再生音がこのフォノイコライザーで決まると言っても過言ではありません。それくらい重要なアンプです。
真空管アンプでレコードを聴くなら、フォノイコライザーも真空管式にしたい気持ちになりませんか。
しかし、今や真空管式フォノイコライザーは希少で高価なものになっています。
それは真空管で高い増幅度を行う難しさ、ノイズ雑音を出さない製作技術など微小信号を扱う難しさがあります。
音の工房ではこれらを克服し、真空管の繊細さとダイナミックさの両方を兼ね備えたフォノイコライザーを作り上げました。
SK-EQ10の特長
■増幅度を43dB(141倍)にしました
一般的なフォノイコライザーの増幅度は35dB前後(50~60倍)です。そのためCDからレコードに切り替えると音量が小さく、いちいちボリュームを上げている方が多いのではないでしょうか。
そんなレコード鑑賞の音量不足を解消し、圧倒的な迫力でレコードを再生できます。
■RIAA特性回路に高音質のCR型を採用
レコードに記録されている信号は、RIAAという周波数特性をもっています。これを原音特性に戻すのがフォノイコライザーの役割です。
CR型はこのRIAA特性をかなり忠実に復元できます。そのため繊細ながら迫力のあるレコードの魅力的な音を再生できます。
■高性能MC昇圧トランスの搭載でMCカートリッジに対応
SK-EQ10-CはMCカートリッジに対応、高性能MCトランスで多くのMCカートリッジが使用できるようになりました。
■こだわりの外観
本機の上部は、真空管のアナログな雰囲気にマッチするウッド仕様になっています。
これは木工職人が無垢材で丁寧に作り上げたものです。ただ良い音を追及するだけでなく、ウッドのもつ温かみ、空気感、雰囲気が、レコード鑑賞をさらに癒しのひと時にしてくれることでしょう。
オーディオ雑誌「管球王国 vol.90」に本機が掲載
季刊オーディオ雑誌「管球王国 vol.90」(2018年10月29日発売)にフォノイコライザーSK-EQ10が掲載されました。
企画記事「管球式フォノイオライザー徹底試聴」で真空管式フォノイコライザーをオーディオ評論家の方が聴き比べ評価する企画です。
国内外の真空管式フォノイコライザー18モデルを集めた大型企画です。
18機種中50万円以上する機種が10機種もある中、SK-EQ10は低価格の分類になりました。
そのような中で弊社のSK-EQ10は「ワイドレンジ感があり完成度の高い音」と高い評価をいただきました。
詳細はブログに書きました→音の工房ブログ「フォノイコライザーSK-EQ10が雑誌に掲載」
余裕のある大出力でダイナミックな音を再現
CDからレコードに切り替えた時音量がぐっと小さくなり、ボリュームを上げるという経験はありませんか?
それは使用しているフォノイコライザーの出力がCDプレーヤーの出力より小さいからです。
レコードプレーヤーのカートリッジによって取り出せる信号の強弱もありますが、フォノイコライザーの増幅度の少なさも関係していることが多くあります。
一般的なフォノイコライザーの増幅度は、MMカートリッジ用で35dB前後(50~60倍)程度です。これではちょっと出力の小さなカートリッジを使うと、CDと比べかなり小さな音になってしまうのです。
SK-EQ10は増幅度を43dB(141倍)にしました。
MCカートリッジの場合では、何と70~72dB(3,160~3,980倍)の増幅度です。
これくらいあると、レコードもCDの音量と変わらない迫力のある音量でお楽しみいただけます。
CR型採用で繊細ながら迫力ある音に
レコードのRIAA特性を元の原音に戻す回路方法にNF型とCR型があります。
回路的にはNF型の方がノイズや歪に対して有利なため、NF型を採用することが多いです。またNF型では回路上1倍以下にする事が出来ないため、高域減衰に限界があり特性上妥協するしかない回路になってしまいます。
それに対し、CR型は全周波数に対して妥協点はありません。RIAAの完全な復元ができます。そのようなこともあり、良く調整されたCR型の音は繊細ながら迫力のある何とも言えない魅力があります。
ただ、CR型は高い増幅度の増幅器が必要になり高度な製作技術が必要になります。
この様なこともあり、真空管式でCR型を採用するフォノイコライザーは希少で高価なものでした。
音の工房のフォノイコライザーは、まさにこの真空管式CR型フォノイコライザーです。
真空管はマイクロフォニックノイズの少ない12AX7を無帰還で構成しています。
SK-EQ10のRIAA特性
SK-EQ10のRIAA偏差
上のグラフは本機SK-EQ10の特性を計測したものです。RIAA特性が見事に再現されているのが分かります。
下のグラフは理論上のRIAA特性と本機との差を表すグラフです。この差が小さければ小さいほど原音を忠実に再現することになります。
20-16,000Hz間で偏差が±0.26dB
20-20,000Hz間で偏差が±0.48dB
と非常に少ない偏差です。これはかなり高い忠実度で原音再生が出来ることになります。
MM用とMC/MM用の2機種を用意しました
(1) SK-EQ10-M MM用フォノイコライザー (上記左側または上の画像)
(2) SK-EQ10-C MC/MM両用フォノイコライザー (上記右側または下の画像)
上に円柱状のものがふたつあるのがシールドカバーで、中に真空管が収まっています。シールドカバーは外部のノイズ影響を防ぐために装着されています。
右側のSK-EQ10-Cは真空管の後ろにMCトランスのケースが2つ見えます。
MMカートリッジをご使用の方は(1)のSK-EQ10-Mが適しています。
MMカートリッジ用に入力インピーダンスを47kΩとしてMMカートリッジに適合しています。
MM型はメーカーによりMV型やIM形などと表現しているものもあります。
また、MC昇圧トランスをお持ちの場合もこの(1)SK-EQ10-Mをご利用ください。
MCカートリッジをご使用の方は(2)のSK-EQ10-Cをご利用ください。
MCカートリッジ専用の高性能MC昇圧トランスが内蔵されていて高音質で音をピックアップできます。
対応するMCカートリッジも
・カートリッジ内部インピーダンス:2Ω~50Ω
・カートリッジ出力信号:0.2mV~0.8mV
と広く対応しており「0.2mV/10Ω」や「0.5mV/40Ω」などの多くのMCカートリッジが使用できます。
MM/MC用には高性能特製MC昇圧トランスを搭載
MCカートリッジはピックアップ信号が微弱なため、MMカートリッジ並みにまずは増幅する必要があります。
増幅する手段として
・半導体やICを利用したヘッド・アンプ方式
・MCトランスを利用した昇圧トランス方式
があります。
ヘッド・アンプは比較的ローコストで作ることもできるため採用することが多いのですが、微弱信号を扱うためヘッド・アンプ自体からノイズや雑音が発生しやすい難点があります。
それに比べMC昇圧トランスは電子回路がなく単にトランスだけの昇圧ですので、シールドさえしっかり考慮すればトランス自体からのノイズ発生はありません。
しかし、MC昇圧トランスはそのトランスの出来栄えで性能や音質が変わるため、高性能トランスはどうしても高価になり高級機しか採用されないのが現状です。
SK-EQ10-Cで使用しているパーマロイ高性能MCトランス
音の工房のフォノイコライザーは特注のMC昇圧トランスを使用しています。
そして、このMC昇圧トランスのコア材料には高性能なパーマロイと言う材質を使用しています。
その周波数特性は、低域から高域まで素直な特性をしている理想的なMC昇圧トランスです。
またトランスケースにも贅沢に同様のパーマロイ材で作られていています。
パーマロイと言う材質は、磁気を通し易い性質(高透磁率特性)を持っている材質です。
磁気を通し易いパーマロイで電磁石の芯(トランスの芯)を作ると、ほんの少しの微弱電流を通じても強い磁界が得られます。つまりMCカートリッジのような微弱信号でも高性能なトランスを作ることが出来るのです。
またパーマロイで壁を作ると、外部の磁気は壁に吸い込まれて内に入ってきません。つまり外部のノイズに影響されない容器を作ることが出来ます。音の工房ではトランスケースもこのパーマロイで作っています。そのため外部のノイズをほぼ完全に遮断しています。
温もりある木(ウッド)の中に真空管が顔を出す外観
音の工房では性能さえ良ければ外観は二の次とは考えていません。
レコード鑑賞は今や音を追及するだけではなく、
ゆったりとしたアナログの音に包まれその空気感や雰囲気までも感じ取る癒しのひと時ではないでしょうか。
そのアナログな雰囲気にマッチするのが真空管であり木の温もりです。
木工職人がひとつひとつ無垢材で作り上げたウッドに人間の暖かみみたいなものまで感じられます。
電子機器としての真空管回路をしっかり構築したうえで、使われる雰囲気まで考えたレコード鑑賞には欠かせないアイテム
それが音の工房のフォノイコライザーです。
是非お聴きになってみてください。
SK-EQ10 仕様一覧
真空管フォノイコライザー 仕様一覧表
項目 | SK-EQ10-M MM用 |
SK-EQ10-C MC/MM用 |
品名 | 真空管式CR型フォノイコライザー | 真空管式CR型フォノイコライザー |
カートリッジ | MMカートリッジ | MMカートリッジ/MCカートリッジ 切り換えスイッチ付 |
適応MMカートリッジ仕様 | カートリッジインピーダンス:47kΩ カートリッジ出力:2~10mV |
カートリッジインピーダンス:47kΩ カートリッジ出力:2~10mV |
適応MCカートリッジ仕様 | ー | カートリッジインピーダンス:2~50Ω カートリッジ出力:0.2~0.8mV |
MC昇圧方式 | ー | MC昇圧トランス コア:パーマロイ トランスケース:パーマロイ |
GAIN増幅度 | 43dB(141倍) | MM:43dB(141倍) MC(40Ω時):70dB(3160倍) MC(10Ω時):72dB(3980倍) |
最大出力振幅 | 5V | 5V |
残留ノイズ(IEC-A) | 0.6mV | MM:0.6mV / MC:0.6mV |
S/N比(IEC-A) | 73.3dB | MM:73.3dB MC:71.2dB |
RIAA特性偏差 | 20Hz~16,000Hz: 偏差±0.26dB 20Hz~20,000Hz: 偏差±0.48dB |
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出力インピーダンス | 1kΩ以下 | |
イコライザー回路 | 真空管無帰還CR型回路 | |
消費電力 | 15W | |
外形寸法 | (幅)150×(奥行)265×(高)135 (奥行:前後の突起含290) mm | |
質量 | 約3kg | |
使用真空管 | 12AX7(ECC83) 2本 | |
入力端子形状 | RCA 左右1系統 | |
出力端子形状 | RCA 左右1系統 | |
AC100Vコネクター形状 | 3P ACインレットタイプ | |
付属品 | 電源ケーブル、取扱説明書、保証書 |
※本品はステレオ用でモノラルカートリッジ使用の場合はノイズが乗ることがあります。
※仕様は予告なく変更する場合があります。